小雨の降る日だったけど、仕事鞄にカメラを入れて家を出た。
今日のお供は、α7R IIにオールドレンズのSuper Takumar50mmF1.4。
実は僕は今までこのレンズをマイクロフォーサーズで使っていて、フルサイズα7RⅡで使うのはこの日が初めて。
半世紀前のレンズだけど、どんな写真が撮れるか楽しみだ。
まずは、たまに移動で使うバスの車内で1枚。

天井から降りている金属製の手すりや、つり革によく特徴が出ていると思うが、このレンズはボケが独特で面白い。

路面の標識はPCで拡大して見てみると、結構な色収差が見られるが、まぁこの程度は「味」ということで納得できる範疇かな。

思った以上にピント面も解像感があるので、F1.4の大きなボケとのメリハリがこのレンズの魅力だと思う。

ここまでは開放F1.4で撮ってきたが、少し絞ってみたのが下の写真。
絞ってもさすがに現代のレンズほどに四隅にわたってピシッとシャープになる訳ではないようだけど、それでもグッと画は引き締まった雰囲気になる。

再び開放F1.4に戻して歩道橋の手すりにピントを置いて一枚。

明るいレンズなので、夜の使い勝手はとても良い。
それにやっぱりよくボケてくれるので、撮影がとても楽しかった。

一般的にオールドレンズというと、雰囲気のある画作りには良いけど、写りは解像感が甘くてモワモワしてるレンズが多いように思う。
その点、このスーパータクマー50mmF1.4は中々しっかりとした解像感のある画が撮れる。
マイクロフォーサーズで100mmレンズとして使うのも面白いのだが、どうやらフルサイズでも僕のお気に入りのレンズになりそうだ。