革製品を買ったら最初にやること。まずはクリーム塗って磨こう。オリャ。

新品=コンディション最高なんてはずがない。

革の靴や鞄、ベルトなどを買ったらまずはクリーニングして磨いている。

なぜかというと、新品=綺麗ではないと僕は思っているから。

むしろ新品の革のコンディションは乾燥していたり、埃をかぶっていたりして残念な状態のものも多い。

これはちょっと考えると当たり前で、例えばヨーロッパで作られた革製品が、自分の手元に収まるまでの経路を想像してほしい。

ヨーロッパで梱包されて、日本に輸出され、自分の手元に届くまでに一体どれくらい時間がかかるだろう?その間、かなりの温度や湿度の変化があるだろうし、間違いなくメンテナンスは一度もされていない。

だから、購入直後の革は乾燥していたりしてコンディションが良くない物も多い。

僕は購入後、プレメンテナンスとしてまずはさっとブラッシングと乾拭きをして、そのあとクリームを塗って磨いてから使いはじめる。時にはクリームを塗る前に、汚れ落としのクリーナーで拭きあげることもある。

モゥブレィのクリームがおすすめ。

そんな僕のプレメンテナンスに欠かせないのが、M.MOUBRAY(エム.モゥブレィ)のクリームだ。

モゥブレィは「モゥ」と「レィ」をどう発音していいのか難しい。そのためモブレイと言う人もいれば、モブレと言う人もいるし、モウブレイと全音ハッキリ発音する人もいてややこしい。

僕が普段使っているモゥブレィのクリームは2つあって、青いラベルの「デリケートクリーム」と、赤いラベルの「アニリンカーフクリーム」だ。

革小物にはデリケートクリーム。

まずはデリケートクリームを紹介しよう。

デリケートクリームは皮に栄養を与えるクリームだ。化粧品で言うところの化粧水や乳液のような基礎化粧品にあたる。つまり、いわゆる靴墨のようなツヤを出したり見栄えを良くするために塗るものではなくて、硬くなった革に柔軟性を与えたり、革に適度な潤いを与えて劣化を防止するためのクリームとなる。名前はクリームだがジェルのように柔らかい。

普段のメンテナンスにももちろん使えるけど、使用を始める前のプレメンテナンスに使ってやると、革がしっとりと柔くなるので、いきなり変なシワが入ったりすることを防いでくれる。

ちなみに、デリケートクリームの箱にはこんな解説が書いてある。

  • 欧州で生まれたゼリー状のソフトタイプの皮革用栄養クリームです。
  • 皮革の生命である潤い、ツヤ、柔らかさを与えます。
  • 自然な風合いを活かし、コンディションをアップします。
  • ベタ付かず自然な仕上がりは、素材の持ち味を引出すのでソフトレザーに最適です。
  • 皮革に深く浸透し、乾燥、ひび割れから守り製品を長持ちさせます。
  • 無色ですのでどんな色の皮革製品にもご使用いただけます。
  • ラノリン(革の柔軟剤)を配合しているので、革の柔軟性を保ちます。

デリケートクリームの用途と使用方法

同じく箱に書かれた、用途と使用方法は下記のとおりだが、まずは一旦目立たない場所で使ってみて、シミや色落ちがおきないか確認してから使用することをお勧めする。

用途:靴・ハンドバッグ・鞄・ブーツ・コート・手帳・財布・家具・ソファ等のスムースレザー(表革)製品・オーストリッチ・ヌメ革・カーフ製品等

使用方法: 布(クロス)や柔らかい毛のブラシにM.モゥブレィ デリケートクリームを少量取り、皮革製品に塗り込んでください。 全体に塗り込んだ後、柔らかい布などで乾拭きしてください。

靴や少しツヤが欲しいい時はアニリンカーフクリーム。

次にアニリンカーフクリームを紹介しよう。

デリケートクリームは革に染み込むように吸収されるが、アニリンカーフクリームは靴クリームに近くて、革の表面に布で薄く塗り広げていくようにして使う。こちらのクリームも栄養を与える目的で使うものではあるが、ワックスのような硬さなのでディティールの細かい小物などには不向きだ。また磨くとそれなりにツヤが出るので皮革を保護するコーティング剤として使用するのが良いと思う。クリームの色は白っぽいがどんな色のレザーに塗っても大丈夫だ。

アニリンカーフクリームの箱に載っている解説は下記のとおり。

  • シミになりやすい革靴や色落ちしやすい皮靴の保革クリームです。
  • アニリンカーフ仕上げの靴、パンプス、ブーツに適しています。
  • 皮革の表面に透明感のあるツヤとベール(膜)を作ります。
  • 皮革に潤いと柔軟性を与え、乾燥、ヒビ割れから靴を守ります。
  • 無色ですのでどんな色の靴、パンプスにもご使用いただけます。

この解説は靴での利用を前提にしているが、僕はカバンやレザージャケットなんかにも使っている。

ところで、アニリンカーフって何やねんって話だ。アニリンカーフはカーフ(子牛)の表革(スムースレザー)の製品のうち、水溶性染料で染めた物のことを言う。デリケートな素材で色褪せやシミなどが生じやすいのだが、そんなアニリンカーフにでも使えますよと言うのがこのクリームだ。

はっきり言って僕には、アニリンカーフと普通のカーフを見分ける目はない。だから表側の製品には何でもこのクリームを使っている。(もちろん事前にシミなどが起きないかチェックした上でだけど)今の所、シミや色あせなどの副作用が起こったことはない。

アニリンカーフクリームの用途と使用方法。

用途:スムースレザー(一般的なツヤ革)の靴、パンプス、ブーツ、サイフ、ベルト、バッグ等の皮革製品及びコードバン、ブライドルレザー(ロー引き革)の製品。

使用方法:布(クロス)や柔らかい毛のブラシにアニリンカーフクリームを少量取り、革表面にクリームのベールを作るような要領で薄くクリームを塗ってください。全体に塗った後、クリームの付いていないキレイな柔らかい布などで乾拭きしてください。
クリームを塗る時や乾拭きをする時は強くこすらないでください。

ホワイトハウスコックスのベルトはデリケートクリームで。

以前に、ホワイトハウスコックスのベルトのことをブログに書いた。

ホワイトハウスコックス

ホワイトハウスコックスのメッシュベルト。もっと早くに買えばよかった。

購入後にデリケートクリームで磨いたところ、とてもしなやかになった。ベルトは直接身につける物なので効果がわかりやすい。特にホワイトハウスコックスのメッシュベルトは肉厚な革なのでおすすめだ。