『走れ!マンガ家ひぃこらサブスリー 』。漫画家なんだから漫画にしてよ、みやすのんきさん!

走れ漫画家ひいこらサブスリー

みやすのんき氏が書いた、真面目なランニング本。

この本は、子供の頃から運動オンチのみやすのんき氏(50代)が、フルマラソンをサブスリーで完走するまでを記している。氏はエッチ系が得意な漫画家だが、本書は漫画本でもないしエッチ系でもない。

ちなみにサブスリーとは、フルマラソンを3時間切って完走する事を言い、なんと達成者の数はマラソン競技人口のわずか3%足らず。ましてや50代での達成となると、かなり素晴らしい記録だ。

しかも、みやすのんき氏はただの運動音痴ではない。自他共に認める、ランナーとしての身体スペックが最低の運動音痴なのだ。

なにしろ膝の前十字靭帯は切れていて、手術していないから切れたまま。靭帯がないので身体を支える足の筋肉疲労は半端なく、さらに腰痛が酷く専用コルセットまで持っている。おまけに不整脈持ち。医者からは「なんで走ってるの?」と呆れられているというから、そんじょそこらの最低加減ではない。

こんな最低スペックの中年漫画家が、どうやってフルマラソンをサブスリーで完走する事ができたのか?

ライザップに通って、無茶苦茶に身体を鍛えあげたのか?

それともアフリカにでも移り住んで、高地トレーニングでもしたのか?

いずれにしても過酷なトレーニングの日々を想像してしまうのだが、なんと、全くそういう事では無いらしいのだ。

いかにして53歳でサブスリーを達成したのか。

ヤワな身体が壊れてしまうから、血の滲むようなトレーニングは出来ず、トレーニング期間もなんと1年半だそうだ。

一体どんな魔法があるんだ!

俄然、興味が湧いてくるじゃないか。

と、ここまで読んで気になった方は是非、本書を読んでみて欲しい。

と言うのも、僕がこの本を取り上げるのは、本の解説でも書評のためでもなくて、僕と一緒に「みやすのんきさん☆漫画で書いてよ!」と声をあげて欲しいからだ(笑)

なぜ漫画化を所望するのかと言うと、この本は、みやすのんき氏が習得したランニングフォームについての解説本なのである。

そう。氏のマラソンの秘密はランニングフォームにあるのだ。

だから本書の多くのページが、フォームの解説に割かれているのだが、なにぶんフォームは言葉だけだとイメージが掴みづらい。そのことは著者も良く分かっているのだろう。解説文の横には多くのイラストが添えられているのだが、そのイラストの上手いこと上手いこと。まるで漫画家のようだ(笑)

続編はもういいので、漫画にして下さい。

おそらく本書は売れたのだろう。

続編的に『大転子ランニングで走れ!漫画家53歳でもサブスリー』が発売され、続けて『誰も教えてくれなかったマラソンフォームの基本 遅く走り始めた人ほど大切な60のコツ』も登場。この本では、なぜかケニア人ランナーをモデルに、写真をたっぷり使って解説している。なぜケニアなんだ。

さらに矛先を少し変えて『あなたの歩き方が劇的に変わる!驚異の大転子ウォーキング』というウォーキング本まである。

もうイイから早く漫画化してよ〜。

何か、漫画化出来ない理由でもあるんだろうか?出たら絶対に買うけどなあ。