花供曽(はなくそ)を食べる頃です。京都土産におすすめ。

花供曽の写真

花供曽(はなくそ)とは、京都のおせんべい屋「田丸弥」さんの甘いあられだ。軽く焼いたあられに、沖縄産の黒砂糖をからめた素朴な味がなんとも京都っぽい。

最近の京都のお菓子は、観光客向けなのか見た目も味も派手な物が多いけど、お土産には、こういった地味だけど(名前はある意味派手だけど?)しっかり京都を感じる物をお土産にする方がよほどセンスを感じるのは僕だけだろうか。

さてこの花供曽だけど、3月に左京区のお寺、真如堂で「涅槃図」が公開される際に授与されることでも有名だ。

涅槃図とは、釈迦が亡くなった時を描いた図のこと。

涅槃とは煩悩から解脱した状態のことで、釈迦は死に至ることで完全に煩悩が消え、悟りが完遂したとされています。

さて、この花供曽は涅槃の境地に達した釈迦に少しでもあやかれるよう、真如堂では参拝者に授与しているお菓子となる。

真如堂まで足が運べない方は、製造元の田丸弥さんでも購入できるので京土産にいかがだろう。

ちなみに上の写真は、花供曽の解説文だ。小さな文字で読めない方のために下記に転記しておこう。

花供曽

お釈迦様は、約二千五百年前北インド、今のネパール国ルンビニで生れられ、苦行の末に菩提樹の下で悟りを開かれました。そして仏教をインド国内に説いてまわられ、インドを平和な仏教国にされました。この間五十年、旅の途中、食あたりによる下痢がはげしく、身体がおとろえ、ようやく死期の近づいたのを知られると説法をしつつクシナガラまで歩まれ、沙羅の林の中で弟子達に最後の説法をされると頭を北に顔を西に向け、静かにやすまれるように入滅されました。仏寿八十歳。旧暦二月十五日のことであります。この日を涅槃会、常楽会、仏忌などといい、お釈迦様を追慕する日であります。

『釈迦の「鼻屎」は、正月に供えた鏡餅をアラレにし黒砂糖をからめたもので、お釈迦様に少しでもあやかるために、昔から涅槃会に当堂が参拝者に授与しているものである。
参詣各位

「祈諸願成就如意満足攸」
真如堂貫主

京のおせん処 田丸弥 本店
〒603-8203 京都市北区紫竹東高縄町5番地
(通称通り名 堀川通今宮下る西入る)

TEL:075- 491-7371
営業時間/8:30~17:30
定休日/日曜日・祝日・振替休日