武田尾廃線ハイキング。ここはお花見にもオススメだ。帰りに温泉もね。

正式名称は『JR福知山線廃線敷』。

兵庫県宝塚市のJR宝塚駅から西へ3駅。JR武田尾駅にマイカーを停めて、廃線跡をウォーキングしてきた。

JR武田尾駅は山間の谷にあり、谷の1番低いところを武庫川が流れている。この武庫川の横を昔は機関車が走っていたらしい。

ただ急峻な谷間の保線作業が大変なため、1980年代に新線が整備され、この路線は廃線となった。

約5キロの廃線区間は、JR西日本によって立入禁止の措置が取られていたが、設置された柵を乗り越えて立ち入るハイカーが続出。その後、自己責任を条件に開放されるも、転落事故の発生などが起こり閉鎖。再整備を経て、2016年、自己責任を原則としたハイキングコース『JR福知山線廃線敷』として一般開放された。

現在では、西宮観光協会が公式サイトを開設していて、コースマップも配布されている。

僕もこのサイトで予習をした上で現地へ向かったのだが、実際にコースを歩いてみると想像と違うこともあった。

そこで以下、僕なりの気付きとオススメの歩き方を解説したい。

僕が歩いたコースはオススメしない。

僕は今回、JR武田尾駅まで車で行き、駅前の市営駐車場に車を停めてスタートした。廃線跡のハイキングコースを歩き抜いた後、一般道をJR西宮名塩駅へ向かい、そこから電車に乗ってJR武田尾駅へ戻ってきた。歩いた距離は約6キロだ。

ハッキリ言おう。このプランはオススメではない。

理由は、スタート地点のJR武田尾駅付近に「美味しい景色」が集中しているからだ。僕のプランは歩き始めは楽しいが、前進するほどエンターテイメント性が貧弱になるコースとなった。

これは楽しくない。

JR生瀬駅より、JR西宮名塩駅の方がオススメ。

ただひとつ正解だったのは、JR生瀬駅でなくJR西宮名塩駅を選んだことだ。

JR生瀬駅へは国道176号線をかなりの距離歩かなければいけない。あそこは車の交通量が多い上に、人ひとり歩くのがやっとの幅の歩道しかない。

はっきり言って絶対に歩きたくない道だ。

一方でJR西宮名塩駅には、176号線を通らなくてもアクセス出来る。公式の廃線敷マップには、176号線を通る道順がガイドされているが、僕は通らない事をおすすめする。

道順はいたってシンプルなので、手元にスマホがあれば迷う事はないだろう。

端から端まで歩いてみたい方は、JR西宮名塩駅からコースインしてJR武田尾駅を目指そう。

ここまでの僕の実体験からオススメするのは、JR西宮名塩駅からスタートして、廃線敷の南端からコースイン。そのまま川上へ向かって歩くコースだ。もちろんゴールはJR武田尾駅となる。

このコースであれば、景色は徐々に盛り上がり、桜の季節であればゴール付近には沢山の桜の木が出迎えてくれるだろう。

距離はおよそ6キロ。小休憩を加味しても3時間ほどみておけば十分だ。

ウォーキングの途中で、どこかに座ってお弁当やお茶でもと考える方も多いと思うが、休憩できるスペースも武田尾駅周辺に偏っている。

今回の行程では、我慢出来なかったのか、皆が歩いてる道の端でレジャーシートを敷いて食事を取っている方々も多く見かけたが、ヒソヒソ声で「何もこんな所で」という声も聞こえてきて、見せられる方も困っているようだった。

JR武田尾駅はトンネルの中にあって面白い。

さてゴールとなるJR武田尾駅は、なんとトンネルの中にホームがある。

こんな駅なかなか無いんじゃないか?思わず写真を撮ったが、他にも写真を撮ってる人がいた。

一番オススメの歩き方。

実は僕のオススメのコースはこうだ。

ちょっとズルいのだけど、JR武田尾駅からスタートして、ハイキングコースのハイライトとも言える人気スポット『第2武庫川橋梁』でUターン。再びJR武田尾駅へ戻ってくるのだ。

これだとコースの良いところだけを味わうことが出来る(笑)

しかもJR武田尾駅には時間貸しの駐車場があるので、コース間近まで車でアクセス出来るというメリットもある。

ただし駐車場はスペースが限られているので、訪れる方は予め予約をした方が良いだろう。

宝塚市立武田尾駅前駐車場

所在:玉瀬字イヅリハ1-42
電話:0797-91-0245 

料金:1日500円

ハイキング後にオススメの温泉。

武田尾と言えば温泉地としても有名だ。

ところが、武田尾には数件の宿はあるものの、気軽に快適に過ごせるお湯は残念ながら無い。

有馬温泉、あるいは三田や篠山へ向かうのもオススメだが、大阪方面へ向かう方には一軒、おすすめの施設がある。

宝塚の『宝の湯』だ。

JR武田尾駅から大阪へ向かって4駅目、JR中山寺駅の近くにある『宝の湯』はいわゆるスーパー銭湯だが、有馬温泉とほぼ同質という泉質。なので色は黄金色をしている。そして、ここの施設ではその湯をなんと源泉掛け流し式で提供しているのだ。

湯量が豊富だそうで、差し水や循環濾過をせずに源泉のまま掛け流しているのだが、自噴する天然温泉を「自噴掛け流し」で提供している温泉施設は日本でも数%なのだとか。

あまり大きな施設ではないこともあって、土日や祝日の夕方は大変混雑している。出来るなら混雑時間を避けて行かれることをオススメする。

JR中山寺からは無料の送迎バスも出ているので、ホームページから時刻表を確認すると良いですよ。

名湯 宝の湯

〒665-0874
兵庫県宝塚市中筋3丁目3番1号
TEL.0797-82-1126

http://meitou-takaranoyu.com