カメラ漫画『ファインダー』by秋本治を読んだ。

『ファインダー』は『こち亀』で有名な漫画家、秋本治氏が『こち亀』後に描いた、単行本1冊完結の短編漫画だ。

『ファインダー』というタイトルどおり、写真やカメラが物語の柱になっている。

話の筋書きは、カメラ部の女子高生4人の学生生活を描いた、言ってみれば学園モノなんだけど、そこにカメラ好きの秋本氏ならではの伏線が張られていて、スマホ全盛の現代の女子高生たちが、フィルムカメラの価値を発見していく様子などが織り交ぜられ物語は進んでいく。

物語の舞台は京都府亀岡市。

僕には馴染みのある土地なのだけど、全国的にはどの程度の知名度なんだろう?

かなりマイナーなんじゃないだろうか?

亀岡は京都市内から電車で西へ約30分の距離に位置する、周囲を山に囲まれた小さな田舎町だ。

京都観光で有名な嵐山の「保津川下り」をしたことのある人なら、川下りの出発点と言えばピンとくるかもしれない。

亀岡の山中には『湯の花温泉』という温泉街もあって、時に「京都の奥座敷」なんて言われることもあるけれど、近隣県の人間を除けば、亀岡を訪れるのは、京都市内はひととおり観光した玄人さんが、次なる京都を求めて訪れるエリアのような気がする。

観光地としてのポテンシャルは有るけれど、お隣の京都市の輝きに霞んでしまっているマイナーな町といったところでしょうか。

そんな亀岡のマイナー加減も含めて、かなりリアルに描いているところもとても面白かった。