『カメラ、はじめてもいいですか?』は、なかなか良く出来たカメラ漫画だと思う。

カメラ始めてもいいですか

カメラや写真を題材にした、気軽に読めるエッセイや漫画を探していたところ見つけたのが、この『カメラ、はじめてもいいですか?』だ。

はっきり言ってこの漫画の「絵」は僕の好みではないし、女子高生物にも全く興味はないのだけど、タイトルの「カメラ」の文字に惑わされ、うっかりkindle版を購入してしまった。

これが読んでみると、なかなかお話がよく出来てて、アッと言う間に完読してしまった。

物語は、引っ込み思案な女子高生が、ひょんなことから写真が趣味の近所のイケてるお姉さんに、撮影モデルを頼まれるところからスタートする。

その後、引っ込み思案な女子高生の主人公は自分でも写真を撮り始めるのだけど、カメラを手に外を歩くと普段の景色が少し違って見えてきたり、同じ写真を趣味にする仲間との出会いがあったりと、日常に様々な変化が起こり出す。

と、第1巻ではここまでなのだけど、きっとこれからもそんな様子を通して主人公の成長していく姿が描かれていくのだろう。

決して派手な、いかにも漫画的な出来事は何も起こらないのだけど、カメラを手にすることで生じる日常の些細な変化を丁寧に捉えて物語にしようとしている作者の姿勢には共感を覚えた。

主人公がFUJIFILMのX-T20を使っているなど、ディテールがリアルに描写されているところも面白い。